いまの季節は、外を歩くとどこもかしこも、金木犀の甘酸っぱいとってもいい香りが漂っていて、大好きです。
先日、中華料理をいただいたとき、食前酒に「桂花陳酒」という金木犀のお酒が出ました。
もちろん食前酒ですから、よく冷えた小さなグラスにひとくちでいただけるかわいいものです。
とても飲みやすく、よい香り・・・秋を感じます。
わたしは初めてだったので、感激でした。
さて、先月からアップできていなかった小さなトピックスを少し・・・。
ひとつめ。
2階フロアでは、お彼岸に利用者さま中心でおはぎづくりをしていただきました。
そのときの写真がうまくアップできずにつまづいていましたので、写真を断念・・残念。
一部のみ公開。
だめだこりゃ、伝わらないわ・・・。
でも、そのときのみなさまは、ラップについたあんこと闘いながら、ついついつまみ食いをしながら、
無邪気に楽しく、作ってくださったようです。
ふたつめは、9月の末に授産所の方々にハンドベル演奏に来ていただいたこと。
はじめての試みでどきどきでした。
瑞穂授産所という事業所の利用者さま方で、部活動のような形で一部の方が練習していらっしゃっていて、披露する場所があれば・・とのことだったのでお招きしました。
以前、水草へ見学にいらっしゃった方もみえました。
ご利用者のみなさまにとっては、ずいぶんと練習の成果があがっているとのことで、職員さんのご苦労がしのばれました。
水草のみなさまにも、「鳴らしやすいハンドベル」を触っていただき、交流していただきました。
慣れないことで、両者スタッフは汗をかきっぱなしでしたが、先方の利用者さまたちにとっては「提供される」という受け身の経験ばかりで「提供する」側の経験ができるのは貴重であるとのこと・・・
水草の場合も、同じことが言えます。
「ひとの役に立つ喜び」を得る機会を、もっと増やしていくことは、とても大切な課題です。
そんなことを確認するよい機会でした。
みっつめ。
今月のことですが、あの有名な(?)「名古屋フォレストクリニック」のドクターコウノにお目にかかれたこと。
郊外にできるいまどきのクリニックは、おしゃれですね。
「お目にかかれた」というより、「受診する機会に恵まれた」というのが正しいですが。
水草の入居者さまおふたりをお連れして受診していただきました。
(わたしは、先生にお目にかかりたくて、くっついていった自称つきそいです。)
メマりーという新しい認知症のお薬が出て、ますます患者さんが増えた先生は、
とても忙しそうにてきぱきとで診察してくださいました。
あまりの鮮やかな診断に、わたしたちつきそいのものは唖然。
「やはり、そうだったのか〜、え〜そうだったの〜?」という診断がくだされ、介護者たちは、ある意味「肩の荷が、半分下りた」感覚だったのではないでしょうか。
(ご家族さまには、誤解のなきようにお願いですが、スタッフはご利用者さまに、言葉が悪いですがいわゆる「手がかかる」ことを苦にしているのではなく、「先が見えない、何に向かって努力すればいいのかが不明である」ことへの不安がつらいわけなので、的確な診断と進むべき目標が明らかであればとても精神的に楽になれます。そういった意味での「肩の荷が下りる」だとご理解ください。)
認知症高齢者に対して愛情たっぷりの、あのおもしろい話術は、不謹慎かもしれませんが、また聞きたくなる魅力がたっぷりでした。
受診された方々にとって、よい結果がもたらされることを心から願っています。
以上、アップもれのトピックスが3つでした。
日比野由美子